「複数の相談所に入れば、出会いが2倍になるのでは?」——合理的に見える発想です。実際、掛け持ちを検討して相談に来られる方は少なくありません。
この記事の結論
- 同じ連盟に加盟している相談所を掛け持ちしても、出会える相手は完全に同じです。費用が倍になるだけです。
- 違う連盟同士でも、管理が破綻して両方が中途半端になるため、効果は限定的です。
- 増やすべきは相談所の数ではなく、活動の質です。成果が出ないなら掛け持ちより「乗り換え」を検討してください。
結論から言います。多くの場合、掛け持ちは意味がないか、むしろ不利になります。理由を順に説明します。
理由1:同じ連盟なら、出会える相手は完全に同じ
これが最も重要な点です。IBJの記事で解説した通り、加盟店で活動する場合、検索できる会員は連盟全体のデータベースです。
つまりIBJ加盟のA相談所とB相談所に同時入会しても、画面に出てくる相手は1人残らず同じです。増えるのは費用だけ。これは意外と知られていません。
理由2:違う連盟でも、効果は限定的
ではIBJと別連盟を掛け持ちすればいいのか。理屈の上では出会える人数は増えます。ただ現実には——
- 国内最大規模の連盟に入っていれば、母数は十分に確保できている
- 2つ目の連盟の会員数が小さければ、費用対効果が合わない
- そもそも「相手が足りない」ことが停滞の原因であるケースは稀
最後の点が本質です。活動が進まない理由の大半は、出会える人数ではなくプロフィールの質・申込戦略・会い方にあります(停滞の見直し記事)。母数を増やしても、同じ写真と同じ文章では結果は変わりません。
理由3:費用が単純に倍になる
月会費が1万円の相談所を2つなら月2万円。年間で24万円です。この金額をプロフィール写真の撮り直しやサポートの質に回したほうが、成果への近道になります。
理由4:管理が破綻する
これは実務的な問題です。2つのシステムで並行してお見合いを組むと——
- どちらの相談所経由の相手か分からなくなる
- スケジュールの二重管理が発生する
- どちらの仲人にも活動の全体像が見えず、的確なアドバイスができなくなる
最後の項目が致命的です。伴走者が 半分の情報しか持っていない状態では、サポートの精度が落ちます。
実際の相場は京都・滋賀20社47プランの料金調査にまとめています。
あなたの条件だと、何人が対象になるか知っていますか。
ご希望の年齢・エリア・年収の3つをお送りいただければ、実際に検索できる会員数をお調べしてお返しします。LINEだけで完結し、面談は不要です。
それでも掛け持ちが有効なケース
公平のために書くと、次の場合は検討の余地があります。
- 特化型と汎用型の組み合わせ——例えば特定の職業や条件に特化した相談所と、大手連盟の併用
- 地域が完全に分かれる場合——地元と、転居予定先の両方で活動したいケース
ただしどちらの場合も、両方の仲人に掛け持ちを伝えておくことが前提です。隠すと必ずトラブルになります。
掛け持ちより「乗り換え」を検討すべきとき
今の相談所に不満があって掛け持ちを考えているなら、それは乗り換えを検討すべきサインです。判断基準は次の通り。
- プロフィールの作り直しを提案されたことがない
- 活動データ(申込数・成立率)を一緒に振り返る機会がない
- 断られた後の具体的な改善案がもらえない
- 担当者に本音を話せない(担当と合わないときの記事)
3つ以上該当するなら、環境を変える価値があります。IBJ加盟店同士なら、活動の感覚をそのまま持ち越せます。
結論:増やすべきは相談所ではなく、活動の質
出会いが足りないと感じたとき、真っ先に見直すべきは以下です。
- 写真は1年以内のスタジオ撮影か
- 申し込みは月30件出しているか
- 申込先は激戦区に偏っていないか(申し込み方の記事)
- 申し受けを断りすぎていないか
この4つを直すほうが、2つ目の相談所に入るより確実に効きます。
よくある質問
掛け持ちはルール違反ですか?
相談所ごとの規約によりますが、多くは禁止していません。ただし真剣交際に進んだ場合は、他の活動を止めるのが誠実な対応です。
アプリと相談所の併用は?
こちらはルール上の問題は基本ありません。ただし消耗の原因がアプリにあるなら、並行は回復を妨げます(比較記事)。
今の相談所を続けるべきか相談できますか?
はい。当相談所では他社で活動中の方のセカンドオピニオンを歓迎しています。今の環境で改善できることがあれば、乗り換え不要とはっきりお伝えします。
「出会いが足りない」と感じたときの診断手順
掛け持ちを考える前に、本当に出会いが足りないのかを診断してください。次の順で確認します。
診断1:検索でヒットする人数は何人か
希望条件で検索したとき、対象が100人未満なら条件が狭すぎます。年齢と居住地の範囲を1段階広げるだけで、対象は数倍になることがあります。相談所を増やす前に、条件を広げるほうが早くて安い。
診断2:月の申込数は足りているか
月30件が標準です。10件以下なら、相手が足りないのではなく行動量が足りていません。
診断3:成立率は5%以上あるか
申込30件で成立0〜1件なら、プロフィールに課題があります。相手を増やしても、同じ写真と文章では結果は変わりません。
この3つを確認して、すべてクリアしているのに出会いが足りない——という場合に初めて、連盟の追加を検討する価値が出てきます。実際にはそこまで到達する方はごく稀です。
2つ目の相談所を検討していい具体的なケース
公平のために、掛け持ちが合理的なケースも挙げておきます。
- 特化型との併用——特定の職業・宗教・国際結婚など、専門特化した相談所と汎用型の組み合わせ
- 二拠点での活動——現在地と、転居予定先の両方で活動したい場合
- 異なる連盟へのアクセス——現在の連盟で対象が極端に少ない条件(非常に限定的な希望)を持っている場合
いずれの場合も、両方の仲人に掛け持ちを伝えることが絶対条件です。隠すと日程調整やルール運用でトラブルになります。
費用対効果で考える
数字で整理してみます。月会費1万円の相談所を2社で年24万円。この24万円を1社に集約して、次に使ったらどうなるでしょうか。
- プロフィール写真の撮り直し(2〜3万円)
- 身だしなみの改善(3万円)
- 活動期間を半年延ばす余力(6万円)
- 残り12万円は貯蓄
同じ24万円でも、後者のほうが成婚に近づく——これが現場の実感です。増やすべきは接点の数ではなく、1接点あたりの成功率です。
よくある質問(追加)
掛け持ちしていることは相手に分かりますか?
会員システム上、あなたがどの相談所に所属しているかは表示されます。複数登録していると、それが分かる場合があります。
2社で同じ相手に申し込んでしまったら?
システム上、重複は検知されます。ただし相手の相談所からは「管理ができていない会員」と見られる可能性があり、印象は良くありません。
あわせて読みたい
その条件で、何人が対象になるか
ご存じですか?
ご希望の年齢・エリア・年収の3つをLINEでお送りください。実際に検索できる会員数をお調べしてお返しします。面談は不要です。入会を決めるのは、その数字を見てからで構いません。

