「お見合いで会話が続かなかったらどうしよう」──これは、お見合い前の不安として最も多いものです。特に、ご自身を口下手だと感じている方にとっては、服装よりも何よりも、ここが一番の心配事だと思います。
ことことは「心を言葉に換える」を特徴に掲げる相談所です。口下手な方の支援は、いわば本業。今日は実際に会員様にお伝えしている内容を、そのまま書きます。
まず知ってほしいこと:相手も緊張しています
お見合いの場で流暢に話せる人は、ほとんどいません。相手も同じように昨晩から緊張して、話題を考えてきています。「沈黙=失敗」ではありません。むしろ、緊張しながら誠実に言葉を探す姿は、好印象につながることが多いのです。
最初の10分:「今日」の話から入る
着席していきなり趣味や仕事の話を始めると、面接のようになってしまいます。まずは「今日・ここ」の話題から。
- 「今日はどちらから来られたんですか?」
- 「このラウンジ、素敵な場所ですね」
- 「京都は今日も暑いですね。夏はいつもどう過ごされてますか?」
場所や天気の話は浅いようでいて、「移動→住んでいるエリア→休日の過ごし方」と自然に広がっていく優秀な入り口です。
会話が続く鉄板の話題リスト
1. 休日の過ごし方
趣味を直接聞くより「休みの日って何されてますか?」のほうが答えやすく、生活リズムや価値観も見えます。
2. 食べ物の好み
「このあたりでおいしいお店ご存知ですか?」は京都・滋賀の地元トークにつながり、次のデートの布石にもなります。
3. 出身地と今の街
地元の話は誰でも話せる安全な話題です。「京都に住んで長いんですか?」から、意外な共通点が見つかることもよくあります。
4. 最近の「ちょっとよかったこと」
「最近何か楽しかったことありました?」という質問は、相手のポジティブな面を引き出します。深刻な話になりにくいのも利点です。
避けたほうがいい話題・聞き方
- 年収・貯金の直接質問──プロフィールに書いてあります。口頭で確認するのは尋問です
- 過去の恋愛・婚活歴──「今まで何人と会いました?」は思った以上に刺さります
- 結婚後の条件交渉──同居や転居の話は、初回にする話ではありません
- 自分の話だけを続ける──緊張すると起こりがちです。「話す:聞く=4:6」を意識してください
口下手な方への、いちばん実戦的なアドバイス
うまく話そうとしなくていいです。「相手に興味を持って、質問して、返ってきた答えに一言感想を添える」。これだけでお見合いの会話は成立します。
「◯◯がお好きなんですね。いつ頃からですか?」──質問+感想+追い質問。この型だけ覚えて行ってください。
お見合い前に「練習台」がいる安心感
ことことでは、お見合いが決まったら事前に想定問答をLINEで一緒に作れます。あなたのプロフィールと相手のプロフィールを見比べて、「この共通点から入りましょう」という具体的な作戦を立ててからお見合いに臨む。お見合いで断られ続けていた方が交際に進めるようになった事例も、多くはこの準備の差でした。
会話に不安がある方こそ、無料相談で一度お話ししましょう。あなたがどんな話し方をする方なのか、こちらが把握するところからサポートは始まります。
実例で学ぶ:同じ話題でも、聞き方で差がつく
同じテーマでも、質問の形で会話の広がりが全く変わります。実例を並べます。
仕事の話
△「お仕事は何をされているんですか?」──プロフィールに書いてあるので、「◯◯です」で終わります。
◎「お仕事、お忙しい時期とかあるんですか?」──繁忙期の話から生活リズム、休日の過ごし方、ストレス解消法へ自然に広がります。
休日の話
△「趣味は何ですか?」──面接の質問です。身構えさせてしまいます。
◎「先週のお休み、何されてました?」──具体的な直近の話は答えやすく、リアルな日常が見えます。「特に何も…」と返ってきたら「そういうゆっくりする日、大事ですよね」と受ければ、それも会話になります。
食の話
△「好きな食べ物は?」──「うーん、何でも食べます」で詰まりがち。
◎「このへんで行きつけのお店とかあります?」──店の話は土地の話につながり、「今度行ってみたいです」と次への布石にもなります。
沈黙が来たときのリカバリー3手
どれだけ準備しても、沈黙は来ます。慌てないための「持ち手」を3つポケットに入れておいてください。
- 飲み物に頼る──「そのお茶、おいしそうですね。私も頼めばよかった」。目の前の物の話は、ゼロ秒で出せる話題です
- 直前の話題に一段深く戻る──「さっきの旅行の話なんですけど、ちなみに国内派ですか?海外派ですか?」。新しい話題を探すより、直前の話を掘るほうが簡単です
- 沈黙を口に出す──「すみません、緊張しちゃって(笑)」。正直な一言は場を和ませ、相手の「実は私もです」を引き出します。沈黙の気まずさは、共有すると親近感に変わります
オンラインお見合いの会話のコツ
ことことではオンラインでのお見合いも増えています。画面越しは対面と勝手が違うので、専用のコツを。
- 最初に音声確認を兼ねた一言を──「聞こえてますか?よかった!」はアイスブレイクとして優秀です
- 相槌は対面の1.5倍大きく──画面越しだと反応が伝わりにくく、無表情に見えがちです
- 目線はカメラと画面を行き来──ずっと画面(相手の顔)を見ると、相手からは伏し目に見えます。話すときはカメラ、聞くときは画面、が目安
- 背景と明るさは前日にチェック──窓を背にすると逆光で表情が消えます。顔に光が当たる向きで
終わり際の一言が、次につながる
お見合いの印象は、実は終わり際で決まります。別れ際に添えてほしいのは、具体的な感想+感謝です。
「今日はありがとうございました。◯◯のお話、すごく面白かったです」──この「◯◯」が入るだけで、社交辞令が「あなたとの時間の感想」に変わります。返事は当日〜翌日中に仲人へ。気持ちが動いたなら、鮮度のあるうちに伝えるのが鉄則です。
よくある質問
Q. 話が盛り上がったのに、お断りされました。なぜでしょう
お見合いあるあるです。「会話が弾んだ=好印象」とは限らず、聞き役に回ってくれていただけのこともあります。逆に、盛り上がらなくても「誠実そうな方」と交際に進むケースも多い。1回の結果で自分の会話力を断罪しないでください。振り返りは仲人と一緒に、事実ベースでやりましょう。
Q. 相手の声が小さくて聞き返してばかりでした。失礼でしたか?
聞き返すこと自体は失礼ではありません。「すみません、もう一度いいですか?」と柔らかく聞けば大丈夫。むしろ聞こえたふりで話が噛み合わなくなるほうが問題です。ラウンジの席が騒がしい場合は、静かな席への移動を提案しても構いません。
Q. 笑いを取ろうとして滑るのが怖いです
お見合いに笑いは不要です。必要なのはユーモアではなく、安心感。無理に面白い人を演じるより、相手の話に気持ちよく笑う側に回ってください。「よく笑ってくれる人だった」は、お見合い後の感想として最上級に近い褒め言葉です。
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