お見合いの緊張は、「何を聞かれるか分からない」から生まれます。逆に言えば、聞かれることを知っていれば、緊張の大半は準備に変えられるということです。
お見合いの会話は、実はかなり定型的です。頻出質問20個を、答え方の考え方と一緒にまとめます。面接対策ならぬ「お見合い対策」、どうぞ。
大前提:正解を暗記するのではなく「型」を持つ
模範解答の丸暗記は、必ず見抜かれます。持つべきは台本ではなく型。すべての質問への答えは、「事実+気持ち+ひとつまみの具体」の3点セットで作れます。
例:「休日は何を?」→「カフェ巡りが多いです(事実)。静かな店で本を読む時間が一番落ち着きます(気持ち)。最近は御所の近くのお店がお気に入りで(具体)」──この型さえ身につけば、どんな質問も怖くありません。
頻出質問と答え方【仕事編】
1.「お仕事はどんなことをされているんですか?」
職種名だけで終わらせず、中学生にも分かる言葉で1〜2文+仕事のやりがいをひとこと。「専門的すぎて説明が難しい」は、準備不足と同義です。
2.「お忙しいんですか?」
これは実は「結婚後の生活時間が合うか」の確認です。忙しさ自慢はNG。「繁忙期はありますが、平日夜と週末は自分の時間を持てています」のように、家庭の時間が作れる人だと伝わる答え方を。
3.「転勤はありますか?」
重要な確認事項なので、正直に。可能性がある場合は「その際は家族と相談して決めたい」と、相手を置き去りにしない姿勢をセットで。
頻出質問と答え方【休日・趣味編】
4.「休日は何をされていますか?」
「寝てます」「特に何も」は会話の死刑宣告です。どんなに小さくても具体を(散歩、料理、動画、サウナ、何でもいい)。相手が「一緒に過ごす姿」を想像できる答えが目標です。
5.「趣味はなんですか?」
立派な趣味である必要はありません。大事なのは楽しそうに話すこと。逆に相手の趣味には「いつからですか?」「初心者でもできますか?」の追い質問を用意しておくと会話が転がります。
頻出質問と答え方【結婚観編】
6.「どんな家庭を築きたいですか?」
抽象論(「明るい家庭」)より生活の風景で。「休日の朝に、一緒にコーヒーを飲みながらゆっくり話せる家庭」のような画が浮かぶ答えは、それだけで記憶に残ります。
7.「結婚後もお仕事は続けたいですか?」(女性がよく受ける質問)
希望を率直に。「続けたい」「状況に応じて」どちらでも、理由を添えれば誠実に伝わります。逆にこの質問を男性がする場合は、「どちらでも応援したい」という前置きがあるだけで印象が段違いです。
8.「ご家族とは仲が良いですか?」
家族との距離感の確認です。事実を簡潔に+実家との付き合いの現実感(「年末年始は顔を出す程度です」等)。親との関係が近すぎる/遠すぎる印象は、どちらも不安材料になるので、バランスの見える答えを。
逆質問こそ、あなたの最大の武器
質問に答えるだけのお見合いは尋問です。あなたから質問する準備こそ、当日の主導権になります。使いやすい逆質問を5つ:
- 「今日はどちらから来られたんですか?」(定番の入口)
- 「お仕事で一番楽しい瞬間ってどんなときですか?」(相手が輝く質問)
- 「最近ハマっていることありますか?」(趣味より答えやすい)
- 「京都(滋賀)だと、どのあたりによく行かれますか?」(地元トーク+次の布石)
- 「お休みが合ったら、どんなところに行きたいですか?」(未来の共有・終盤に)
聞かれても答えに窮する「困った質問」への対処
- 「今までお付き合いした人は?」→「あまり多くはないですが、その分この場を大事にしています」と柔らかく転換。過去より今の意欲を
- 「なぜ結婚相談所に?」→ここは胸を張って。「真剣に結婚を考えている方と、誠実な形で出会いたかったからです」。この答えができる人は強いです
- 答えたくない質問→「その話は、もう少し仲良くなってからでもいいですか(笑)」で十分。断り方の柔らかさも人柄です
よくある質問
Q. 質問リストを暗記して行くべきですか?
暗記より「前日に一度、声に出して答えてみる」ことをおすすめします。頭で分かっているのと口が動くのは別物。1回のリハーサルで滑らかさが全く変わります。
Q. 相手の答えにどう反応すればいいか分かりません
「感想+追い質問」の2点セットで。「いいですね、それって◯◯なんですか?」だけで会話は続きます。詳しくは会話の記事へ。
Q. 模擬お見合いのような練習はできますか?
ことことでは、お見合い前に想定問答をLINEで一緒に作り、ご希望があれば面談で会話の練習もします。「準備してから会える」のが仲人型相談所の強みです。無料相談で体験してみてください。
質問の「深さ」を段階的に上げる
1時間の中で、質問の深さを少しずつ上げていくと自然な流れになります。
- 最初の15分——事実を聞く質問(どこから来たか、仕事は何か)
- 中盤——習慣を聞く質問(休日は何を、よく行く場所は)
- 後半——価値観に触れる質問(どんな時間が好きか、将来どう暮らしたいか)
いきなり価値観を聞くと重く、逆に最後まで事実確認だけだと浅い。この段階を意識するだけで、1時間の密度が変わります。
相手の答えを深める「追い質問」の型
質問は用意できても、返答をどう受けるかで会話の質が決まります。使える型を3つ。
- いつから型——「それはいつ頃からですか?」
- きっかけ型——「始めたきっかけって何だったんですか?」
- 感想+共感型——「いいですね。私も◯◯は好きで」
この3つを回すだけで、ひとつの話題を5分以上続けられます。話題の数より、深掘りの技術が会話の長さを決めます。
聞かれたくないことを聞かれたときの返し
収入、婚歴、家族の事情——答えづらい質問が来ることもあります。かわし方の型を持っておきましょう。
- 柔らかく先送り——「その話は、もう少し仲良くなってからでもいいですか(笑)」
- 簡潔に答えて話題を変える——事実だけ短く述べて、「◯◯さんは?」と返す
- 正直に伝える——「まだ整理できていなくて、うまく話せないのですが」
どれも失礼になりません。すべてに答える義務はないと知っておくだけで、当日の心理的負担が減ります。
よくある質問(追加)
質問リストをメモして持っていってもいいですか?
対面では取り出さないほうが自然です。前日に3つだけ覚えておけば十分。オンラインなら手元に置けます。
沈黙が怖くて質問を連発してしまいます
質問攻めは「面接」と受け取られます。1つ質問したら、相手の答えに感想を返す——このリズムを意識してください。
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