自己PRの欄で手が止まる——男性から最も多い相談です。書くことがないのではなく、何を書けば伝わるのかが分からないだけです。型をお渡しします。
この記事の結論
- 自己PRは「人柄→生活の具体像→結婚後の希望」の3ブロックで書けば、300〜400字で完成します。
- 「安定した職場」「優しい人が好き」は、ほぼ全員が書くため差がつきません。具体的な生活の描写に置き換えてください。
- 年収や肩書きが高い方ほど、条件を並べるだけの文章になりがちです。人となりが見えないと、かえって申込は増えません。
実際に使える例文を、年代別・職業別に示します。丸写しではなく、構造を真似してください。
自己PRの型は3ブロック
順番が重要です。この順で書くと、読み手が疲れません。
| ブロック | 内容 | 字数の目安 |
|---|---|---|
| 1. 人柄 | 周囲からどう見られているか | 80〜100字 |
| 2. 生活の具体像 | 平日・休日の過ごし方、家事 | 120〜150字 |
| 3. 結婚後の希望 | どんな家庭にしたいか | 100〜150字 |
合計300〜400字。これ以上長いと読まれません。短すぎると印象に残りません。
例文1:30代・会社員
プロフィールをご覧いただきありがとうございます。周囲からは「聞き上手」と言われることが多く、人の話をじっくり聞くほうです。
平日は19時頃に退勤し、帰宅後は簡単な自炊をしています。休日は近所を歩いたり、カフェで本を読んだりと、落ち着いた過ごし方が多いです。掃除と洗濯は苦になりません。料理は週に3回ほど作ります。
結婚後は、お互いの仕事を尊重しながら、家のことは分担していきたいと考えています。休日は一緒に出かける日と、それぞれ過ごす日があるくらいがちょうどいいと思っています。まずは気軽にお話しできれば嬉しいです。
ポイント:「19時退勤」「料理は週3回」という数字が入っていることです。抽象的な形容詞より、数字のほうが生活が想像できます。
例文2:40代・技術職
ご覧いただきありがとうございます。落ち着いていると言われますが、話し始めると笑うほうです。感情の起伏は少ないほうだと思います。
製造業の技術職で、転勤の予定はありません。勤務は日勤のみ、土日は休みです。帰宅は18時半頃で、夕食は自分で作ることが多いです。休日は車で少し遠出をしたり、家で映画を観たりしています。
結婚後は、無理のないペースで一緒に生活を作っていければと思っています。子どもについては希望はありますが、お相手のお考えを尊重したいです。年齢を重ねたぶん、相手を急かさずに向き合えると思っています。
ポイント:「転勤の予定はありません」は、40代の男性が書くと強い情報になります。生活の見通しが立つことは、相手の安心につながります。
例文3:20代・公務員
ご覧いただきありがとうございます。真面目だとよく言われますが、友人と過ごすときはよく笑うほうです。
地方公務員として働いています。勤務は基本的に定時で、土日は休みです。一人暮らしで、料理と洗濯は日常的にしています。休日は友人とスポーツをしたり、実家に顔を出したりしています。
まだ若いですが、結婚については真剣に考えています。共働きを想定していて、家事も分担するのが当たり前だと思っています。まずはお会いして、お互いのことをゆっくり知れたらと思います。
ポイント:20代は「若いのに真剣」であることが最大の武器です。それを一文で示しています(20代の結婚相談所)。
書き方の全体像は自己PRの例文集とプロフィールのテンプレートにもまとめています。
避けるべき書き方
効果が薄い、あるいは逆効果になる書き方を挙げます。
- 「安定した職場で働いています」——安定は前提として伝わっており、情報になりません。勤務時間や休日を書いてください。
- 「優しい人が好きです」——ほぼ全員が書きます。差がつきません。
- 「趣味は映画鑑賞と読書です」——具体性がありません。何を観たか、何を読んだかを一つ入れるだけで印象が変わります。
- 「至らない点も多いですが」——謙遜が過剰だと、自信のなさに読めます。
- 条件の羅列——「年収◯万円、◯◯大卒、◯◯在住」。プロフィール欄に書いてある情報を繰り返しても意味がありません。
ハイスペックな方ほど注意が必要です
年収や学歴が高い方の自己PRは、条件の説明で埋まりがちです。しかし相手はその情報をプロフィール欄で既に見ています。
自己PR欄で知りたいのは、この人と暮らすとどんな生活になるかです。忙しさ、休日の頻度、家事への姿勢、家族との距離感。ここが書かれていないと、条件は良いのに申込が集まらないという状態になります(ハイスペ婚の現実)。
よくある質問
何文字くらい書けばいいですか?
300〜400字が目安です。200字未満だと印象に残らず、600字を超えると読み飛ばされます。
例文をそのまま使ってもいいですか?
構造は真似してください。ただし内容はご自身のものに置き換えてください。同じ文章が複数のプロフィールに並ぶと、相談所の担当者が気づきます。
趣味がないのですが、どう書けばいいですか?
趣味は必須ではありません。休日の過ごし方を事実として書けば十分です。「特に趣味と呼べるものはありませんが、休日は家で過ごすことが多いです」でも構いません。
職業別の書き方
公務員
安定は既に伝わっているので、そこは短く。勤務時間、転勤の有無、休日の取りやすさを具体的に書いてください。相手が生活を想像できます(公務員と結婚したい)。
医師・士業
忙しさへの不安を持たれやすい職業です。だからこそ、実際の勤務実態を正直に書いてください。「当直は月◯回」「土曜は診療があります」。隠すと、交際が進んでから問題になります。
自営業・経営者
収入の変動を心配されます。事業の内容と、生活が安定していることを具体的に書いてください。「創業◯年」「従業員◯名」など、続いていることが分かる情報が効きます。
技術職・製造業
仕事の内容が伝わりにくい職種です。専門用語を避け、「何を作っているか」を平易に書いてください。日勤のみ・転勤なしといった条件は、はっきり書くと強い材料になります。
書けないときの手順
どうしても書けない場合、次の質問に一問一答で答えてみてください。それを繋げれば文章になります。
- 友人からよく言われる性格は?
- 平日は何時に帰宅する?
- 休日は何をしている?
- 家事はどこまでする?
- 結婚後、共働きを想定している?
- 子どもについての考えは?
この6つに答えるだけで、300字は埋まります。文章にしようとするから止まるのであって、質問に答えるなら書けます。
よくある質問(追加)
嘘は書けませんが、良く見せる工夫はありますか?
事実の中から、相手にとって価値のある情報を選ぶことが「良く見せる」ということです。書いていない事実は伝わりません。棚卸しをしてください。
添削してもらえますか?
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自己PRは何のためにあるか
誤解されがちですが、自己PRは自分を売り込む欄ではありません。相手が「会ってみよう」と判断するための材料を提供する欄です。
相手はプロフィールを見て、数秒で申込むかどうかを決めています。そのとき見ているのは、条件が合うかではなく、この人と1時間話す時間が楽しいと思えるかです。
だから、条件の羅列より、生活の描写のほうが効きます。「休日は近所を歩いている」という一文のほうが、「年収◯万円」より会いたさを生むことがあります。
写真と文章の関係
順序を確認しておきます。相手はまず写真を見て、次に文章を読みます。写真で止まれば、文章は読まれません。
自己PRを何度書き直しても申込が増えない場合、原因は写真にあることが多いです。まず写真を確認してから、文章に取りかかってください(プロフィール写真の重要性)。
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